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ロボット導入:費用対効果がどれくらい期待できるか


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ロボット導入に投資する前にソリューションが生み出す潜在的なコスト削減効果を計算する必要があります。正確な計算をアシストするために、コスト削減を達成したユーザーからの声を事例としてご紹介します。

重要な洞察:

  • ロボットの稼働率はヒトより30%高い
  • ロボットが商品の破損を防止し、コストを削減する
  • ロボットは生産能力を最大15%向上させることができる
  • ロボットによって、同じ従業員数でより多くの生産が可能になる

1) 稼働率の比較

マニュアル運用とロボット運用という2つのアプローチを比較する場合、両方のオプションの稼働率を考慮することが重要となります。
昼食時間、休憩時間、休暇時間、その他通常の労働環境によるロスタイムを考慮すると、通常、ヒトは時間の70%しか働いていません。

AGVの業界標準はロボットの稼働率98%を提唱しています。つまり、自律型フォークリフトは3交代制の環境で、24時間のうち23時間30分、システム自体による技術的妨害なしに稼働する必要があります。
従って、ヒトでのマニュアル運用の場合、稼働率はロボットより20%~30%低くなります。

2) 品質の向上と製品破損の減少

特に包装業界や食品業界など、一部のお客様にとってはコスト削減につながる主な要因の1つとなっています。自動運転フォークリフトを導入することで、商品や製品の輸送方法を劇的に改善することが可能になります。

ロボットは、荷物の移動、旋回、ピッキング、荷降ろしにおいて、ヒトよりもはるかにスムーズで安全であるため、事故(資材、ラック、トラックなどを巻き込む)やパレット落下が減少されます。

品質改善の割合は、業種や用途によって大きく異なります。しかし、潜在的な投資収益率を計算する前に、企業にとって潜在的な損失のコストを見積もり、ROIの計算に含めるようにしてください。

3) リーン生産生産方式

自動化された環境での作業は、時間の節約とプロセスの最適化を可能にします。生産工程でロボットを使用する主な利点の1つは、ロボットソリューションにより時間を節約できることです。

ERP(または生産管理ソフトウェア)は、生産ラインから原材料や完成品を供給したり、取り出したりする命令をロボットに直接送ることができるため、マニュアル運用で発生する時間のロスを避けることができます。ヒトの調整不足による生産停止を解消します。

このプロセス改善により、業界によっては生産量が最大15%増加する可能性があります。

4) 同じ従業員数で生産性を向上する

これはインダストリー4.0の主な課題の1つで、世界的な競争とコスト圧力に直面しながら、より少ないコストでより多くを生産することです。AGV、AMR、自律型リフトトラックなどの自動化のプロセスや機械に投資することは、これが答えの一部です。

当社のテクノロジーに投資するお客様は、ロボットによって代替される従業員を解雇することはありません。実際、当社のお客様は、これまでのヒトのフォークマンを訓練して他の製造工程や物流工程に従事させることで、同じ従業員数でより多くの生産ができるようにしています。

当社のお客様の中には、ロボットに投資した後、従業員を新たな作業に専念させることで、生産量を15%増加させることができたと試算しているところもあります。

これで、ロボットのコスト削減を計算する際に考慮すべきポイントと、ロボットの隠れた本当のメリットはすべてお分かりいただけたと思います。